『4つのリハビリテーション』
こんにちは。サテライト天満の理学療法士 坂上です。今回は「リハビリテーション」についてのお話をさせていただけたらと思います。
※今回は実際の治療内容や概念など専門的な話をすると話が長くなりますので、省かせていただきます。(興味のある方は、坂上とお話をしましょう^ ^)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(以下、セラピスト)は有り難いことに「リハビリの先生」と呼ばれることが多いです。また、最近では「リハビリをする」と言えば、それ以上の具体的な説明がなくても多くの人に納得してもらえることが多くなりました。しかし、その反面「リハビリをするってなんなん?」と思う方も多いかと思います。僕もそう思っている内の1人です。そもそも、リハビリテーションとはなんでしょう?
リハビリテーションの目的は「全人間的復権」です。これは「人として適した状態になる」といった意味合いです。一般的に日本で定義されているリハビリテーションには4つのリハビリテーションがあります。※国や業界によって多少、意味合いが変わることがあります。
①医学的リハビリテーション…心身機能の回復、維持、強化などを目的とする。
②教育的リハビリテーション…障害のある児童や人の潜在能力を開発し、自己実現を図れるように支援することを目的とする。
③職業的リハビリテーション…障害のある人が働きがいのある人間らしい仕事に就きそれを維持することを目的とする。
④社会的リハビリテーション…豊かな社会参加を実現することを目的とする。
セラピストが主に関与するのは①医学的リハビリテーションであり、日常生活で「リハビリ」と呼んでいるのはこの医学的リハビリテーションのことです。
ここからは、個人的な見解ですので多少の偏りがあるかもしれません。ご了承ください。笑
ということは、②〜④のリハビリテーションに対応することができなければ、「リハビリの先生」とは言えないのでは?そうであれば、僕はまだリハビリの先生になれていません。笑(セラピスト10年の経験では①に対してもまだまだ未熟ですが、、、)
もちろん、今までの10年間で②〜④について真剣に考えて患者様・利用者様と関わってきました。しかし、まだまだ4つのリハビリテーションに対しての配慮が十分ではありません。「リハビリテーション」は奥が深いな、と日々考えさせられます。
それでも、在宅医療の中で色々な利用者様、ご家族、ケアマネージャー、その他の関係者様と関わることで②〜④のリハビリテーションに向き合う経験ができ、自身の成長を日々感じています。 こんな僕ですが、幅広い経験と視野を持ち、皆様のお力になれる日の為に日々精進していきます!今後とも、どうぞよろしくお願いします!